彦坂ゆね

Hikosama, Yune

1988年 東京都西荻窪生まれ
1990年 『サンダーバード』により大英帝国から文化的影響を受け始める
1992年 恐竜と自身が近しい存在であることを認識
1993年 弟ミク(グリーンイグアナ)と暮らし始める
1994年 『空飛ぶモンティ・パイソン』により脳内における大英帝国とチーズ侵食率が上昇
1995年 ロイヤル・ティレル古生物学博物館にてアノマロカリスと邂逅
1998年 フィラデルフィア美術館で『チョコレート研磨器』をスケッチ
1999年 ソフィア王妃藝術センターで『ゲルニカ』をスケッチ
2002年 京都国立博物館で雪舟の山水画をスケッチ(途中で係員につまみ出される)
2005年 弟ミグ(ロシアンブルー)誕生
2008年 フィレンツェに語学留学
2010年 上海博物館で『鳥頭獣型提梁盉』と邂逅
2011年 フェルミエ・ブラチーズツアーに参加
2012年 多摩美術大学藝術学科卒業
    群馬昆虫の森でアオダイショウと幸福なひとときを過ごす
2013年 Accademia Riaci 絵画・デッサン科修了
2014年 幼少期より親交のあった不良パラサウロロフスがヴェスパを乗り回し始める
2019年 時代の流れに乗ろうとTwitterに手を出すもすぐに挫折
2020年 ラドンがグラッパボトルの見張りを開始

個展
 2012年 「Egregi Signori Formaggi」/チーズショップ《Fermier》(東京・愛宕)
 2013年 「Dino alle Giubbe Rosse」/Caffe Giubbe Rosse(フィレンツェ)
 2014年 「De Vita Beata」/Bistro《Avec》(東京・広尾)
 等

グループ展
 2014年 「Pinocchio, da burattino a re」/Galleria La Rosa d’Oro dell’Arte(フィレンツェ)
 2018年- 「It’s展」/銀座澁谷画廊、ギャラリー枝香庵(2019〜)(東京・銀座)
 他

https://bottegagryphorca.jimdofree.com

制作に際して
幼少時よりずっと惹かれてきた恐竜、古生物等を題材として作品制作をしております。 描くにあたっては何より愛情と、ややもすれば怪しげな言葉になりがちですが「いのり」を大切にしています。これ
は私自身が動物たちに感じている親近感に加え、元来アニミズム的要素が強かった日本古来の文化・宗教観に立脚し た考え方もあいまってのものです。時代が進み「いのり」に政治的な要素が増えていくにつれ神性は「ヒト」の形に 押し固められ祭り上げられるようになりますが、そも神々は日常身の回り至る所にあらゆる形で存する極めて近しい 存在、厳しくも優しくも共に在る自然の化身でした。
そうした感覚をバックボーンに、輝きを失わない偉大な過去の象徴として、また同時に現代においても日常の一端を 構成する善きお隣さん––“隣神”として、彼らを描かせて貰っています。

古生物青銅器について
恐竜や古生物への憧憬、畏敬、親愛の念を仮託するに際し、いわばイコンとして描いているシリーズの一つです。 青銅器と云っても多くの種類がありますが、基本的なデザインは古代中国、主に殷・周時代のものに範を求めてい ます。 当時の青銅器は動物をトーテムとした祖霊崇拝や神前における祭礼に用いられる信仰上極めて重要な器であり、施 された数多の動物紋は意匠化されながらも強烈な生命力と魅力とを有しています。また同時に、器そのものが身近に 存する生命の映し絵となっているケースも多く、ここに強く惹かれています。 制作にあたっては青銅文様の意匠化の過程や形状を研究し、自然と共に在った時代に思いを馳せつつ、祈りの先を 古生物とした上で自分なりの解釈で器と文様を再構成しております。