【次回】2018.1.19(金)~1.28(日)

11:00~19:00(最終日17:00まで)

戸矢崎満雄展

小さなボタン盆栽

1994年から不要になったボタンを大量に集め、インスタレーションを制作しているアーティスト戸矢崎満雄氏。今回の個展では、“ボタンのボタンによるボタンのための盆栽”、木と葉と花のすべてをボタンでつないだ〈小さなボタン盆栽〉の最新作を展示・販売いたします。




フィギュア盆栽


『空飛ぶ赤いボタン』瀬戸内国際芸術祭 2016 「沙弥島アートプロジェクト」

作家プロフィール

作家来館予定日
 19日 11時〜12時、21・28日 終日

【終了】2017.12.8(金)~12.17(日)

11:00~19:00(最終日17:00まで)

荒木節子染帯展

Into the Woods

ようこそ、幾何文様の染帯が織りなす夢幻の森へ——。
帯一本をまるでタブローのように考えて、斬新に大胆に、自分の世界を表現する。
それはまさに「帯」を超えたアートの領域。
そんな荒木節子氏の染帯最新作を展示・販売いたします。

【ギャラリーノート】



まず、このギャラリーの形がパースペクティブなので、それを活かした奥深い展示にしたいと思いました。それから、帯を見せるのに、帯が1本ずつ木になればいいと考えて、“Into the Woods”というタイトルにしました。
私の帯は具象ではなく、幾何学的な文様で、絵画的に色を重ねています。具象ではないとは言っても、海だったり森だったり風だったり、どこか風景みたいなものをイメージしています。ただ、人の感じ方は千差万別なので、それぞれの人が自由に楽しんでいただければ、と思います。
自分の着方は、無地の着物にポイントとして合わせますが、これもそれぞれの人が自由に締めていただければいいと思っています。
(荒木節子)


長年の知人である荒木さんは染色家です(私も大学時代に染織を学んでいたのですが、「自分には向いていない」と思いました)。彼女の表現方法は、帯を巨大なキャンバスに見立てて、まるで油彩を描いているように染め上げるという、モダンアートの世界を感じ取れるようなものです。
そんな荒木さんは、常に試行錯誤し、悩みながら創作を続けています。その悩みは、表現することにおいては絶対必要なもので、「悩んでは描き、描いては悩み……」というサイクルが続けば続くほど、脳内で試行錯誤する回路が研ぎ澄まされていく可能性を感じます。「染物」という概念を超えて、アートとしての世界へ表現を高めていってくれるのではないか、と期待しています。
(相羽髙德)


作家プロフィール

作家来館予定日
 12/8,9,10,13,14,16 終日、12/11,15 15時〜19時

【終了】2017.11.10(金)~11.19(日)

11:00~19:00(最終日17:00まで)

河野三秋個展
壁草子〈KABEZOUSHI〉2017

 
東京芸術大学で金工分野の鋳金を専攻し、卒業後、彫金や鍛金の技術も取り入れながら広く活躍する河野三秋氏。作家として制作に励む一方、美術予備校・専門学校の講師として後進の育成に携わっています。金、銀、銅、真鍮、鉄など、さまざまな素材を使い、連綿と受け継がれる伝統の技に、現代的なセンスと新しいアイデアで取り組んだ作品を展示・販売いたします

【ギャラリーノート】



「壁草子」は僕が勝手に作った言葉です。
以前は花器や香炉などを制作していましたが、金工の技術を使って全然ちがう仕事をしたいと思って、表現を模索していたところ、今回のようなスタイルの絵画的なレリーフを作ってみたら、その作業がすごく楽しかったのです。
そういうレリーフの写真を収めた自分の作品集に「壁草子」という名前をつけているのですが、今回の展示はほとんどが壁ものなので、タイトルも「壁草子」にしました。

個々の作品タイトルについては、前はあまり気にしなくて、「なくてもいいや」くらいに思っていました。
あるとき、アメリカの女優さんのインタビューを見ていたら、「10歳の頃は何をしていましたか?」という質問に、「(歯列矯正の)ブリッジをしていたわ」と即答しました。そういえば、アメリカの子どもって、みんなブリッジをしている。その『モノに象徴される記憶』がおもしろいと思ったのです。
それで、鉄棒だけがポツンとある、とても地味な作品を作ったときに「逆上がりの頃」というタイトルをつけました。そのタイトルをつけたことによって、「なかなか逆上がりができなくて、毎日学校の校庭で暗くなるまで練習して、クルッと回れたときはすごく嬉しかったよなあ」という記憶と作品がぴったり合ったのです。
こういうやり方でタイトルをつけていくとおもしろいなと思って、記憶の中の心惹かれるものや情景を、スケッチのような軽い感覚で表現しています。

僕の作品を見た人によく「細かいですね」と言われますが、僕自身は大雑把に作っているつもりです。自分の作品には、技術的に高いものは求めていないので(笑)。あまり細かく作って、きっちり説明してしまうと、おもしろくなくなります。たとえば、「なんで、金庫が宙に浮いているんですか?」なんて聞かれると、「しめた、こちらの思い通り」です(笑)。作品を見る人に、勝手に想像してもらうのがおもしろいのです。
(河野三秋)


彫金で作られた小さな空間に、繊細すぎる表現。 誰もがノスタルジーに誘われたり、イマジネーションをかきたてられたりするような、作品のモチーフ。そこには何百ページの小説にも匹敵する、芳醇な物語世界を感じます。しかもそのストーリーは、作品を見る人の数だけ無限に存在する。見れば見るほど新たな発見がある。これは、私自身がつくりたい世界観と共通するもので、だからこそとても心地よく、たちまち河野さんのファンになりました。皆さんも、ぜひ河野ワールドをご堪能ください。
(相羽髙德)


 


作家プロフィール

作家来館予定日
 11/14を除く毎日午後から

2017.10.13(金)~10.22(日)

11:00~19:00(最終日17:00まで)

Rikako KAWAUCHI
Solo Exhibition
Something held and brushed

 
川内理香子 個展 Something held and brushed
 

 
例えば人とすれ違う時に、肩と肩や袖が軽く触れる、かすれるものを感じる時。
確かに触れた感触があって、その余韻は体に残っても、
すれ違いの一瞬に自分にかすれてきた対象は足早に通り過ぎたり、
数多くの事物の中で、何がどのように自分に触れたのか特定できなかったりする。
そんな不確かな対象の存在は自分への軽い衝撃でしか証明できない。
確かな自分の体感が、不確かな現実の領域を広げていく。
ドローイング、ペインティング、ネオン、針金作品を制作しながら、
自身がまだ知らぬ現実を、キャンバスや絵の具や針金といった対象に触れて、
出現するものの中に見つめている。(川内理香子)

何かを持つ手、触れ合うもの……すれ違う一瞬の「brushed(かすれ)」。
その確かな体感が広げる不確かな現実。新鋭アーティスト川内理香子氏が生み出す
ドローイング、ペインティング、ネオン、針金作品の最新作を展示・販売いたします。

【ギャラリーノート】



タイトルにもあるように、何かに触れるとか「かすれる」とかの「感触」が今回のテーマです。
このギャラリーは、三角形の空間が特殊で、すごく面白い。普通のギャラリーは四角形でなかなか目線が決まらないのですが、ここは入ってくる導線が決まっていて、正面が目に入ります。そういうことも考えながら展示作品を構成しました。
だから、作品をご覧になる方の中で、作品と作品をつなげたり交差したりしてほしいし、私の中でもいろいろなつながり方をしているので、そういうものも感じ取っていただければと思います。(川内理香子)

川内さんとの出会いは約7年前の美大の入試直前。友人から作品を見てほしいと言われて会いました。
彼女の絵を見た瞬間に「この人はすごいな」と思いました。年齢とは関係なく世界観が確立されていて、それが意思として線や画面に現れている。彼女が描こうとするとき、彼女の中における絶対的な価値観を探そうとしているのではないか。それを高校生だった彼女に感じて、「これはすごい」と思ったのです。そして、私は言いました。「このままでいいよ」と。
本物の存在感をぜひ、ご覧いただきたい。将来有望、これから世界へ飛躍する逸材だと思っています。(相羽髙德)


「5 faces in 10 fingers」 2017年 紙に水彩と鉛筆 336 × 276 mm

作家プロフィール

作家来館予定日
 10/13(11時〜15時30分)10/14(15時〜19時)10/21(11時〜19時)

2017.9.29(金)~10.8(日)

11:00~19:00(最終日17:00まで)

Draw Draw Draw

tokomo by TOMOKO SHINTANI Drawing Exhibition

コーヒーを飲みながらペンを走らせていると、
スケッチブックにいろいろな世界が生まれ、なんとなく旅をしている気分に……。
InstagramやFacebookで人気のイラストレーター
新谷氏の最新スケッチアートを集めた展覧会。
その他新作の水彩画やグッズなども販売いたします。






【ギャラリーノート】
私が〈スターバックス〉で英語の勉強をしていた頃。勉強に飽きると、私はどうしても手が動いて絵を描いてしまうのです。ある時、「そういえばこの紙のカップにも描けるな」と思って、描いてみました。それをインスタグラムにあげたら、皆さんがたくさん「いいね」をつけてくれて、調子に乗って次々と作品をアップするうちに、どんどんフォロワー数も増えていきました。
そうしたら、あるカフェのオーナーさんから、「うちで展示会をやりませんか」というオファーが来ました。そのカフェは「インスタの聖地」ともいうべきお店で、フォロワーの方たちも展示会にたくさん来てくれました。そんな感じで活動を続けてきて、振り返ってみると、絵を描くことでたくさんの人とつながることができた。まるで旅のようなだあと思います。
〈Draw Draw Draw〉=描いて描いて描いて、いろいろな人とつながり、交流して、ここまで来たという想いを、今回のタイトルにしてみました。
私の絵には、よく女の子と動物が登場します。その女の子は自分ではないつもりだったのですが、皆さんが「あれは作者でしょ」というので、今では私でいいのかなと思っています(笑)。(新谷友子)

新谷さんの作品は、とにかく温かくてホッとする感じ。スタバで楽しみながら描いている様子が伝わってきます。私もスタバや新幹線の中ではとても集中して絵を描けるのですが、そんな環境の中だからこそ、ああいう発想が湧いてきたのではないでしょうか。彼女の描く線の優しい感じが、表現とぴったり合っていて、見ていて楽しくなります。このままスタバのマグカップになってもいいんじゃないかと思うのですが(笑)。(相羽髙德)

作家プロフィール

作家来館予定日
 9/29・30・10/1・7(11時〜19時)・10/8(11時〜17時)

2017.9.15(金)~9.24(日)

11:00~19:00(最終日17:00まで)

平野智子展〈結びokazari〉

〜赤い水引のお飾りアート〜

生花やドライフラワーを使ったディスプレイ、
ウェディングブーケのオーダーメイド、お花教室の講師など、
幅広く活躍中のフラワーデザイナー平野智子氏の個展を開催いたします。

【ギャラリーノート】


約20年前、お正月飾りを作っていたとき、水引と植物のような自然素材を組み合わせたら、と思いついたのが〈お飾りアート〉誕生のきっかけ。いつも作っているものはもっと小さくて華奢なのですが、今回は展覧会用にもう少し大きくてアートっぽいものに挑戦してみました。水引の織りなす曲線の美しさや面白さを感じていただけたら、うれしいです。最近、感じるのは、赤という色が持つ親近感です。インパクトの強さではなく、じんわりと心の中に入ってくるような親しみ。そんな赤い色を見ていると元気がもらえる気がするのは、私が日本人だからなのでしょうか(笑)。(平野智子)

平野さんとは私がテキスタイルを勉強している頃からの友人です。私は別の道に進みましたが、彼女はテキスタイルから発展して、いまでは水引を組んだり編んだりして、新たな世界を見出そうとしています。祝い事で儀式的に使われる「水引」を、日常の中の装飾として取り入れる視点が、とてもおもしろい。今回は紅白がメインですが、今後はもっと多様性に富んだ展開も期待できるのではないでしょうか。「水引を超えた水引」の世界を見せてくれるのを楽しみにしています。(相羽髙德)

作家プロフィール

作家来館予定日
 9/15〜18、20、21、23、24(12時〜18時/21日は14時〜)

2017.6.23(金)~7.2(日)

11:00~19:00(最終日17:00まで)

JUN IIDA EXHIBITION
〈FRiENDS〉

HERMÊS、THE CONRAN SHOP、HAKKA、PERSON'S……ハイブランドからカジュアルブランドまで、イラストレーション、ロゴデザイン、テキスタイル、広告、エディトリアル、パッケージなど、幅広いジャンルで活躍中の飯田淳氏の個展を開催いたします。

【ギャラリーノート】



今回のテーマは“友だち”。僕の友だち、もしくは友だちだった人の人柄や思い出をビジュアル化しました。絵の狙いで言うと、白地を生かしたレイアウトのおもしろさと、色の質感の違いを使って構成しました。使っている材料は、金箔・銀箔、エナメルカラー、蛍光塗料などで、ツルツル光っているのはプラモデル用の塗料。それを厚塗りすると、ツルッとした不思議なビニール的質感が出るのです。金箔・銀箔は生まれて初めて使ったのですが、下の形を拾ってくれるので、エンボスの上に貼るとおもしろい凸凹感が出て、それがとても楽しかったです。(飯田淳)


飯田さんは昔からの友人でもあり、彼の画風が大好きです。彼の絵は、日常をいろいろな形で切り取っているのですが、その切り取り方にすごくセンスがあります。そして、彼の描く線。細い線であっても、強い生命力を感じます。でもそれが決して重くなくて、軽妙で、例えばロサンゼルスのような気候が心地よい場所にいて、そこに風がふわっと吹いてきたような感じ。単なるイラストレーションを超えた景色が、そこにはあるのです。(相羽髙德)



作家プロフィール

作家来館予定日
 6/23 17:00〜 6/24,25 13:00〜 6/26,27,28 15:00〜 6/29,30 17:00〜 7/1,2 13:00〜